ポケモンカードが買えない理由 – 過熱する転売と「赤ちゃんループ」について

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ポケモンカードゲーム(以下ポケカ)は、今や説明不要の大人気コンテンツです。
その人気ゆえに、通常の方法ではなかなか手に入らない状況が続いています。

買えない人が多くなれば当然「欲しい」という需要が高まり、定価を大きく上回る、いわゆる“プレ値”が付くようになります。
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そのプレ値に目を付けたのが、転売目的の人たちです。

彼らは一度にできるだけ多くのポケカを入手しようとします。
その結果、お店側も一般の購入者に行き渡るよう、「1人○個まで」といった個数制限を設けるようになりました。

しかし、転売目的の人たちはそれでも諦めません。
何度も列に並び直す、いわゆる“周回”を行うようになります。

店舗側も「周回禁止」と注意喚起を行いますが、ルールが守られないケースは後を絶たず、

(引用:Xポスト)

中には販売そのものを中止せざるを得なくなった店舗もあるほどです。

さらに状況が悪化すると、列に並ぶ人数が増え、周回自体が難しくなります。
そこで次に取られるようになったのが、「家族を連れてくる」という手段でした。

1人あたりの個数制限があるなら、できるだけ多くの“人数”を用意すればいい。
その発想から、子どもはもちろん、赤ちゃんの分まで購入しようとする人が現れ、
中にはペットの分を要求するという話まで出てきます。

そして、ついには――
赤ちゃんを使い回すという行為まで登場しました。

これは一部界隈で「赤ちゃんループ」と呼ばれている行為です。

例えば、「1人1BOXまで」購入できる店舗があったとします。
父・母、そして赤ちゃんがいる場合、普通に並べば3人なので、購入できるのは最大3BOXです。

しかし、
・父+赤ちゃん
・母

という形で別々に並び、父が赤ちゃんと2BOX購入後、列の後方にいる母へ赤ちゃんを渡すことで、
母と赤ちゃんで再度2BOX購入できてしまいます。

結果として、4BOX購入できるわけです。

赤ちゃんは見分けがつきにくく、まさか使い回されているとは店側も想定しにくい。
さらに、別の家族同士で赤ちゃんを貸し借りし、ループさせるグループも存在すると言われています。

こうした事態を受け、
「赤ちゃんには販売しません」
「1グループ○個まで」

といった、グループ単位での個数制限を設ける店舗も増えてきました。

本来、多くの人が公平に楽しむための商品であるはずのポケカ。
その裏側では、ここまで歪んだ販売対策が必要になるほど、転売問題が深刻化しているのが現状です。

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