全カードが1つの商品で揃う!『アンジュ・ユナイト』歴史や特徴・対戦ルールまとめ

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第1弾パック
『アンジュ・ユナイト ブリリアントパック Vol.1』

【第1弾パックの商品情報】
発売日:2023年9月1日(金)
価格:550円(税込)※発売当時の価格
>公式サイト商品一覧<

歴史(発売当時)

アンジュ・ユナイトとは、株式会社KADOKAWA監修のもと、株式会社ホビージャパンから2023年に発売されたトレーディングカードゲーム(TCG)。
2013年から2017年4月まで商品展開されていたTCG『アンジュ・ヴィエルジュ』に続くアンジュシリーズの新作カードゲームとなっている。
カードには、プログレスと呼ばれる異能を持つ少女たちの日常や戦いが描かれており、プレイヤーはプログレスの力を引き出す存在である”αドライバー”となって、彼女たちを勝利に導く先導者となる。
同TCGは、ひとつの商品で全てのカードが揃う『固定セット型カードゲーム』となっており、集めやすく始めやすいかたちになっている。

2023年6月24日(土)~
全国の取扱いカードショップにて『アンジュ・ユナイト全国体験会』が開催スタート。

2023年9月1日(金)
第1弾のカードセットとなる『アンジュ・ユナイト side:α』『アンジュ・ユナイト side:β』(各178枚入り税込5500円)、『アンジュ・ユナイト ブリリアントパック Vol.1』(2枚入り税込550円)が発売開始。

2023年9月17日(日)
アンジュ・ユナイト初の公式イベント『アンジュフェスタ2023』が、埼玉県所沢市のところざわサクラタウンにて開催。イベントでは、カード対戦イベントの他、体験会や物販、ステージイベントなどが行われた。以降大型イベントとして、アンジュフェスタに加え、全国各地にて『ユナイトパーティー』が開催されている。

2024年1月26日(金)
第2弾のカードセットとなる『アンジュ・ユナイト side:ROUGE』『アンジュ・ユナイト side:BLANC』(各178枚入り税込5500円)、『アンジュ・ユナイト ブリリアントパック Vol.2』(3枚入り税込660円)が発売開始。パックは封入枚数と価格が変更されている。

対戦方法・ルール

▼勝利条件▼
対戦相手のダメージゾーンにカードが7枚以上ある
対戦相手の山札と捨て札にカードが1枚もない

▼デッキ構築ルール▼
スタートカード3枚と、フレームカード12枚&プログレスカード/アクションカード28枚からなるデッキ40枚。デッキのカードはスタートカードと同じ色か無色のカードしか入れる事ができない。プログレスカード/アクションカードは同名カード3枚まで。

▼対戦に必要な備品▼
特になし

▼ゲーム開始準備▼
①スタートカード3枚をプログレスゾーンに裏向きで置く
②デッキをシャッフルし裏向きで置いて山札とする
③ランダムな方法で先攻後攻を決める
④スタートカードを表向きにする
⑤山札からカードを6枚引き手札とする(初期手札)
⑥引き直し選択(マリガン)
望むなら手札の入替を1度だけ行うことが出来る。手札にある任意の枚数のカードを捨札に置いて、その分山札からカードを引く。

(引用:公式ルール解説シート)

▼ゲーム開始の掛け声▼

>TCG別 スタート掛け声一覧<

▼各フェイズ▼
①アウェイクフェイズ
フォール(横向き)/リバース(逆向き)状態のカードをアウェイク(縦向き)する
②ドローフェイズ
山札からカードを2枚引く。先攻1ターン目のみ1枚だけ引く。
③メインフェイズ
以下の行動●を、好きな回数、好きな順番で行うことが出来る
●手札のプログレスカードをプレイする
プログレスゾーンには3枚のカードが置かれており、新たにプレイしたいプログレスカードがある場合、元いたカードを捨て札に置き、コストを支払い(★後述)プログレスゾーンに置く。これをシフトと呼ぶ。シフトする際は、元いたカードと新たにプレイしたカードのレベルの差分だけコストを支払う。新たに出すカードのレベルが同じが低い場合はコスト支払いは行わない。1ターンに複数のプログレスカードをプレイする事は可能だが、シフトは各ゾーンにつき1回ずつまで。また、同じ名称(キャラクターの名前の部分)のプログレスを自分の場の複数のプログレスゾーンに同時に存在させることは出来ない。
●手札のアクションカードをプレイする
アクションカードはカードに書かれている条件を満たしていないと使用できない。また、使用の際にチャージを捨札にする必要があるカードが存在するが、捨札にするのはどのチャージゾーンのものでも構わない。アクションカードは使用すると効果を発揮した後、捨札となる。
●カードの起動型能力を使用する
メインフェイズ中に、カード記載のコストを支払う事で、任意で発動できる。
●「エクシード」能力を使用する
エクシードは同じ名称(キャラクターの名前の部分)のプログレスカード/スタートカードをコストに発動できる起動型能力で、エクシードを持つプログレスと同じ名称を持つカードを1枚、手札から捨札に置く事で発動できる。各プログレスごとに1ターンに1回までしか使用できない。
★コスト支払い
手札のプログレスカード/アクションカードを捨札にするごとに1コスト、手札のフレームカード/スタートカードを捨札にするごとに2コスト、置きたいゾーンのチャージを1枚捨札にするごとに1コスト分となり、プレイしたいカードのコスト支払いに使用する事ができる。必要以上にコストを支払ったとしても、その差分は失われる。

④アタックフェイズ
アタックフェイズは以下5つのステップで進行する。
1)アタック指定ステップ
アウェイク状態のプログレス1体をフォール状態にしてアタック宣言を行う(このターン置かれたプログレスもアタック可能)。該当のプログレスの置かれたゾーンがチャージ+1される(山札の上からカードを1枚裏向きのままそのプログレスの下のチャージゾーンに置く)。自分のチャージの表面はいつでも確認が可能。先攻1ターン目のみ、1体のプログレスでしかアタックを行えない。
2)ガードステップ
アタックされたプレイヤーは、相手のアタックをガードするプログレスを1体選びリバース状態にする。ガードはアウェイク状態/フォール状態のプログレスで行える。ガードした際、該当のプログレスのチャージ、もしくは手札のフレームカード/スタートカードを1枚捨札にするごとに、DEF+5000することができる。
ガードはしなくてもよく、ガードしなかった場合はダメージ判定ステップでは必ずアタック成功となる。
3)リンクステップ
アタックしているプログレスが持つ「リンク」を任意で使用宣言できる。宣言した場合、山札の上からリンクの数字分カードを表にし、めくったカードのフレームの数がリンク条件を満たしていればリンク成功、リンクの効果が発動する。そうでなければ失敗となりリンク効果は発動しない。
リンクをしているプログレスのチャージを2枚捨札に置くごとに、任意のフレームカードが1枚めくれた扱いにする事ができる。これをリンクブーストと呼ぶ。チャージがあれば複数回行う事も可能。
リンク条件を複数回満たした場合、リンクの効果も回数分だけ発動する。ただし、STKの増加は+1のみとなる。
4)ダメージ判定ステップ
アタックしているプログレスのATKとガードしたプログレスのDEFを比べ、アタックしたプログレスのATKが、ブロックしたプログレスのDEF以上だった場合、アタック成功となり、相手プレイヤーにダメージを与える。ブロックしたプログレスのDEF未満だった場合は、ガード成功となりアタックのダメージは与えられない。
相手プレイヤーにダメージを与える際は、アタック成功したプログレスのSTKの値分、相手プレイヤーは山札の上からカードを表向きにし、それがプログレスカード/アクションカードの場合はダメージゾーンに置き、フレームカード/スタートカードの場合は捨札に置かれダメージとはならない。これによってダメージを回避することをリジェクトと呼ぶ。
5)アタック終了ステップ
アタックを終了する。他のプログレスによるアタックを行う場合は「1)アタック指定ステップ」へ戻る。アタックを行わない場合はターン終了となり、相手のターンへ移行する。

↓↓その他処理↓↓
・自分のチャージの表面はいつでも確認が可能。
・山札が0枚になった場合、ただちに捨て札をシャッフルして新しい山札にする。これをリメイクという。リンクやダメージで山札をめくっている最中、もしくはちょうど山札が0枚になった場合、めくっている全てのカードを脇に置き、リメイクをした後に続きをめくる。めくり終わった後に、脇に置いたカードを捨札やダメージゾーンに移動させる。

特徴

アンジュユナイトは、”カードの集めやすさと始めやすさ”を重視しており、カードセット(他TCGでいうスターターデッキのようなもの)には、なんとその弾の全種類のカードが2枚ずつ封入されています。

つまりこのカードセットを購入するだけで、全種類のカードが一気に手に入るわけで、カードゲームにありがちな、「このデッキ作りたいけど色んなカードが不足しているから探して集めるのが大変」とか「カードが高くて組みたいデッキが組めない」とか「色んなカードを試してみたいけど全部買うのはちょっと…」みたいな、わずらわしさやもどかしさを消してくれます。

カードセットは各弾ごとに2種類ずつ用意されているのですが、パッケージと同梱されているスリーブが違うだけで、カード内容は2種類とも全く同じものとなっています。

カードセットの他に、ブリリアントパックと呼ばれるブースターパックのようなものもあるのですが、こちらに封入されているカードは、イラストや加工が違うだけであって、全てカードセットと同じカードが収録されています。ブリリアントパックに封入されているカードはFoil・箔押し加工がされていてイラストも見やすくなっているので、どちらかというとコレクション要素が強めなカードという感じです。

遊ぶだけであれば、全種2枚ずつ入ったカードセットを2種類購入するだけで、全てのカードが4枚ずつ手に入る事になるので、その弾の全てのデッキが構築できるようになります(同じカードはデッキに3枚まで)。

カードセットは1つ税込5500円なので、11000円でなんでもデッキが組めてしまうのは、他カードゲームに比べるとかなり安いです。

上記のように固定で全て手に入って、ランダム性が無い事から、実はこちらのカードゲーム、トレーディングカードゲームではないのです。以下のように公式ホームページにも明記されています。

集めやすく、始めやすく! ひとつの商品で全種類のカードが揃う「固定セット型カードゲーム」として発売します(トレーディングカードゲームではありません)。

(公式ホームページ引用)

エピソード

初対戦!

『アンジュ・ヴィエルジュ』の後継タイトルとして登場した『アンジュ・ユナイト』。

これまで体験会で触った程度だったのですが、今回ついにフリー対戦をする機会に恵まれました。

アンジュ・ユナイトは一つのカードセット(カード178枚入り)、いわゆるスターターデッキを購入すると、その弾の全種類のカードが2枚ずつ手に入る仕様となっており、拡張パックを買ったり、カードショップ等でカードを探し集める必要がないのです。

カードがたくさん入っているため1箱5500円と少しお値段はしますが、その中に全種のカードが入っていて、2箱買えば全種4枚ずつ入るので、どんなデッキでも作れちゃうと考えると、むしろリーズナブル。

今回は、そのカードセットを2つに分けて、実際に対戦してみました。

スタートカードを早々に交代させてからリンクを使いまくって、出来るだけ多くのスタートカードとフレームカードが混ざるように調整しながらデッキリフレッシュ(リメイク)させてって動きに少しヴァイス味を感じました。

チャージはカードや効果のコスト支払いのため、こちらもヴァイスのストックのように、中盤以降の戦いを考えて大事にしていたのですが、序盤の展開のためにもうちょっと早く使っていっても良かったかなと感じています。

実際にアンジュユナイトをプレイしてみて、私自身、前作のアンジュヴィエルジュもプレイしていたのですが、比べてみると用語体系はほぼ同じでゲームの“文法”は共通。しかしルール面は大胆にリニューアルされていました。

中でも、コストの支払い方法が大きく異なっており、ヴィエルジュは毎ターン1枚ずつエナジーゾーンに置かれるカードを横向きにする事でカードプレイ時のコスト支払いを行っていたのですが、ユナイトは手札またはチャージにあるカードを破棄してコストを支払うという方法に。

また、エクシードデッキの存在もなくなっていました。

逆に変わっていないのが、やはりカードに美少女たちが描かれているという事です。

どのカードもイラストが良く、眺めているだけで満足感のある仕上がりに。

ブリリアントパックの存在もあり、相変わらずコレクション性は抜群です。

遊びながらルールの違いを実感できて、懐かしさと新鮮さが同時に味わえる、まさに“進化したアンジュ”という印象でした。

カードセットさえ購入すればすぐにデッキ構築まで楽しめる手軽さもあり、参入障壁もかなり低め。

あとは対戦相手さえいれば――という気持ちになりますが、そのあたりはぜひ運営さんに頑張っていただきたいところです。

これからどんな盛り上がりを見せてくれるのか、アンジュ・ユナイトの今後に期待しています。

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