『NEXUS -ザ・フェイブカードゲーム-』(以降ネクサス)。
私がこちらのカードゲームと出会ったのは、秋葉原のラジオ会館ウラに設置されているネクサスの自販機を見つけた時でした。

自販機には “並んでいる人がいる場合は10個まで” と購入制限の注意書きが貼り付けられています。まぁその時は誰もいなかったんですが。
知らないタイトルだったので、ひとまずネットで情報を確認してみることに。
推し活をテーマにした最近リリースされたばかりのTCGで、VTuberがコラボしていて、リアルとNFTの両方でカードが展開されている商品らしい。
さらにカードの販売は “一部地域にしか置かれていない自販機” での販売とのこと。
これは結構貴重な出会いなんじゃないかと思い、最初の発売された第1弾パックを買ってみることにしました。
ただ、自販機には何種類かパックが並んでいて、どれが1弾なのか分からない。
そこでX(旧Twitter)の公式アカウントをさかのぼり、

(引用:ネクサス公式Xポスト)
第1弾は、バーチャルアイドルフェス「Life Like a Live!9」とのコラボパックという事が判明します。
再度自販機を確認すると、、、
売ってない。
1弾パックが欲しかったので、その日は購入を見送る事にしました。
そして、運営がミスってアップしてしまったであろう、変なテストページが公式サイトにアップされるのを見たりしながら、

(引用:ネクサス公式サイト)
少しだけ時は過ぎ、、
ネクサス初の体験会イベント「NEXUS体験会 vol.1 in ViBlue EBISU」が開催された、2025年12月28日(日)。
こちらの体験会イベントは募集が始まった時に知り、恵比寿で開催という事で場所も近く参加しようと思ったのですが、体験会参加費として1500円(+ドリンク代)がかかるらしく、さすがに体験会にこのお金は出せないとスルーしていました。
「そういえば、今日ネクサスの体験会の日だったなぁ、、自販機って在庫代わってるのかなぁ」と、再びラジ館ウラのにある自販機へ見に行ってみました。
すると、

1弾パックがありました!
早速購入する事に。
私は財布(現金)を持っていないのですが、

こちらはQRコードでも決済が出来ました!便利!
決済が完了すると「ガタン」と取り出し口から音がして、

取り出してみると、箱型!
完全にオリパ自販機仕様w
その箱には、タイトルと、なんか1弾っぽい番号が印字されていました。
箱を開けてみると──

中のカードはパックに梱包されていました。
そして、衝撃の事実を知ります。
なんと内容物は 4枚 ……
4枚で1000円……。
つまり1枚250円なので、

1枚あたりの単価はMTGのコレブ(コレクション用の高額パック 1パック4400円15枚入り)と同じくらい…
「嘘やろ…」
ポケカの1パックが5枚入りで180円。ハイクラスでさえ1パック550円。
4枚1000円はさすがに高すぎる。
その後、公式サイトでルールを確認したんですが、さらなる衝撃が走りました。
デッキは、パートナーカード1枚、フェイブカードとアクションカードからなるデッキ39枚、エモカード15枚。合計55枚のカードが必要との事。
スターターセットのような商品は見当たらず、もしデッキを作ろうとしたら、4枚1000円のパックを買い集めるしかないらしい。
メルカリを「NEXUS フェイブ カード」みたいに検索してみても、やはり流通量自体が少ないので、安価でカードを手に入れる事はできず。
正直、ネクサスを実際に遊べる未来がどこにあるのか、ちょっと想像できなくなってしまいました。
システム自体は「推し活×TCG」という切り口で面白そうなのに、ユーザーが触るまでのハードルが高すぎる。
せっかく1弾パックと出会えた喜びも、入手難度と価格設定の高さで薄れてしまった感は否めません。
とはいえ、今回買ったパック自体は記念に取っておこうと思います。
自販機でひょっこり見つけたこの小さな箱が、いつか「ネクサスって最初こんなんだったなぁ」と懐かしく振り返れる未来が来ることを願って。

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