【ポケカの歴史】ストレージから高額買取へ プレイヤー需要で相場変動した歴代の環境カードまとめ

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カードゲームでは、全く見向きもされていなかったカードが、実は強かった事が分かって急に価格が高くなったり、逆に初動で高すぎたカードや再録が繰り返されたカードはどんどん価格が下がったりと、相場変動がスゴいカードが存在します。

こちらのページでは、ポケモンカードゲームでよく使われていたカードの中で、プレイヤー需要だけで高額となったり、取引価格変動が大きかったカードを、当時の環境や状況を交えながら紹介していこうと思います。

ロトムV

ロトムV(そくせきじゅうでん)は、当初100円以下のストレージに落ちていたカードだったのですが、悪リザデッキをはじめとした2進化デッキでの使用率が高くなり高騰します。

特に当時環境トップだった悪リザで必須カードとなった事で、グングン取引価格が上がっていきました。

その後も、とおせんぼカビゴン等のLO系のデッキでも採用されて需要は上がっていったのですが、再録がないため供給は増えず、値段が高騰した後に高止まりした状態に。

2024年8月には買い取り価格が1枚2000円を超えました。

ナンジャモ

ポケカの新弾発売日にはお店の前に長蛇の列、パックが買えないと話題のポケカブーム真っ只中、ナンジャモは登場しました。

ナンジャモは発売前から、人気キャラ、良イラスト、そして強力な効果を持つカードとして注目され、いざナンジャモが収録される拡張パック「クレイバースト」の発売日(2023年4月14日)になると、その強力なコレクター需要とプレイヤー需要から、クレイバーストは一瞬で各店舗で売り切れ状態となりました。

そしてナンジャモSARの初動取引価格は、なんと30万円…

その後、初動が高すぎた事や、クレイバーストの再販などもあり、価格は徐々に落ち着き、

2024年9月時点で、初動の約10分の1となる、1枚3万円台となっていました。

ちなみにナンジャモは、強力な汎用カードで様々なデッキで使用されていた事から、ノーマルverでも当時は1枚500円以上していました。

ですが、その後に再録が多く、2024年9月時点では20円ストレージにたくさん落ちているカードになりました。

ウッウロボ

当時の環境デッキ「フュージョンミュウ」で必須となったこのカード。かなり使いずらいカードで、出た当初は見向きもされていませんでした。

しかし、当時最強格だったフュージョンミュウとの相性が良い事が分かり、需要が急激に上がります。

ウッウロボはコロナ禍でのジムバトルのプロモカードという事もあって、そもそも出回っている数が少なく、価格が高騰。

2022年4月、なんと買取1万円というお店もありました。

その後、からくちスパイシーカレーというジムプロモも、状態異常を利用するデッキで採用され相場が上がりました。

このような事から”ジムプロモに収録されるグッズは、いつか使われる日が来て価格が高騰する可能性がある”と考える人が多くなり、ロトりぼうが収録された際には、その時点ではどう見ても使い道がないカードなのに、1枚1000円を超える相場で取引されるという事態に陥っていました。

バトルVIPパス

バトルVIPパスは出た当初、”最初の番にしか使えないから弱い”という評価がほとんどで、安価ストレージにたくさん落ちているカードでした。

しかしその後、バトルVIPパスがあるデッキとないデッキとでは序盤の展開力が全然違い、ゲームスピードにも大きく影響する事が分かり、ほとんどのデッキで必須級のカードであるとされ、需要が爆発的に上がります。

そして2023年4月には、買取が1枚2000円を超えました。

かがやくゲッコウガ

かがやくゲッコウガはこれまで紹介したカードとは少し異なり、情報が出た時から強いカードとして注目されていました。

しかし、女の子SR等と違い、コレクター需要はなく、初動の相場は1枚1000円ちょっとくらいでした。

初動は高いからと買い控えるプレイヤーもいた中、かがやくゲッコウガはここから徐々に価格を上げていくのです。急激に上がる事はなく、本当に徐々に徐々に上げていきます。

多くのデッキに採用できるその優秀な特性から、需要が落ちる事はなく、気づけば、初動相場の2倍、3倍となっており、

2022年7月、買取額で4000円以上(販売は5000円)となっていました。

当然ですが、プレイヤー需要のみのカードなので、レギュレーション落ち直前にはかなり相場が下がっており、2024年9月時点で、安いお店では販売価格1枚50~80円となっていました。ただ、ずっと環境トップの様々なデッキで使われ続けていた優秀なカードでした。

カプ・テテフGX

現在、ポケカはレアリティを選ばなければカードは安く手に入り、1万円もあればどんなデッキでも組めるくらい安価なカードゲームとなっています。

しかし、Aレギュの時代はそんなことはありませんでした。

それを代表するカードの一つが「カプ・テテフGX」です。

カプテテフは当時”全デッキで必須”と言われるくらいの強カードであり、需要がかなり強かったため、買取が5000円を超えているお店もありました。

カプテテフと同じように、「シロナ」や「グズマ」も全デッキ必須カードと言われており、この2枚はただのノーマルカードだったのですが、1枚2000円で買取されていました。

このカプテテフ、シロナ、グズマの3枚は、かなり強力なカードだったため、どんなデッキでも採用されており、”4枚ずつ揃えていないやつは大会に参加する資格なし”、”この3枚が採用されていないデッキは環境デッキじゃない”、”そもそもこの3枚が入ってないものはデッキじゃない”とまで冗談交じりで言われていたほどです。

そんな3枚ですが、プレイヤー需要がカードの相場に大きく影響していたため、レギュ落ちの関係でかなり安価に。

カプテテフやグズマはエクストラでの需要があり、1枚100円程度を保っていますが、シロナは10円のストレージにたくさん落ちているカードとなりました。

ちなみにカプテテフ5000円時代に、次に紹介する「がんばリーリエ」は、カプテテフより安いカードだったのです。

がんばリーリエ

少し今回の趣旨からブレるかもしれませんが、相場変動の大きかったカードの代表格として、こちらのカードを紹介しないわけにはいきません。

がんばリーリエというのは、2017年10月20日に発売されたハイクラスパック『GXバトルブースト』に収録された「リーリエ」SRの通称。

ナンジャモ同様、当時の強力な汎用カードでありながら人気キャラ、良イラスト、そして日本で大人気のいわゆる”女の子SR”です。

基本的に当時は、コレクション需要よりもプレイヤー需要の方が高く、初動では4000~5000円程の相場となっており、前項で紹介したカプ・テテフGXと同じくらいか少し安いくらいのカードでした。

その後徐々に価格を上げていき、コレクター需要が爆発したポケカブームで投資対象としても買われ出した結果、、

2023年にPSA10鑑定品が、買取1000万円を超えました。

ポケカは、、夢がありますね。

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