【TCG歴史】炎上が話題に『ゲートルーラー(GATE-RULER)』第1弾パック 発売当時の訴訟などエピソードまとめ

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第1弾ブースターパック
『ゲートルーラー 地球&異世界連合軍結成!』

【第1弾パックの商品情報】
発売日:2020年12月26日(土)
価格:275円(税込)※発売当時の価格
>公式サイト商品一覧<

【私が保存用を購入した価格】
11円(税込)
購入年月:2023年3月
購入場所:古本市場保木間店

歴史(発売当時)

『ゲートルーラー(GATE RULER)』とは、2020年12月に、”池っち店長”こと池田芳正氏が経営する株式会社大遊から発売されたトレーディングカードゲーム。
発売前後の炎上や訴訟など、一連の騒動がカードゲーム界隈で騒がれていた。

2020年12月10日(木)
正式発売前に一般ユーザー向け発表会を開催。300人以上のカードゲームプレイヤーが集まり盛り上がりを見せた。

2020年12月12日(土)
プレリリースとして先行販売を開始。またイベントやプロモカードの配布等も行われていた。
この頃からSNS(Twitter)上で、イラストの使い回しや詳細なルールが公開されないことに対する不満、揶揄してバカにするような書き込み等々、リプ欄が少し荒れていたところに、池っち店長(ゲートルーラー原作 池田芳正氏)が反応してしまい、これが火に油を注ぎ、荒れに荒れた。
もともと池っち店長は、以前からSNSにて、遊戯王をはじめとする他のカードゲームを下げる発言や、過剰な反応をすることがあり、カードゲーマーからは好意的に思われていない人物であったことも大きく影響している。

2020年12月18日(金)
ゲートルーラー公式アカウントから「Twitterでの誹謗中傷について弁護士への相談を検討している」という旨のツイートがされ、さらに炎上。
「お前も遊戯王やデュエマをさんざんディスってただろ!」と池っち店長へ批判が集中。
池っち店長が個人のリプに対していちいち反応することをやめ、広告ツイートのみに徹した結果、当件については次第に落ち着いていった。

2020年12月26日(土)
ゲートルーラー第1弾が正式発売開始。ブースターパック『地球&異世界連合軍結成!』(通常パック税抜250円/ハイレアリティパック税抜2400円) 、スターターデッキ『妖怪&巨大ロボ』『魔竜召喚』(各税抜1500円)、スリーブ等のサプライが発売。

2021年1月8日(金)
池田氏およびスタジオ池っちに対して、株式会社ブシロードが訴訟を提起。ブシロードは過去にスタジオ池っちに対してバディファイトの制作を委託していたが、池っち店長の発言が、作品の世界観に与える影響が極めて大きいことを鑑み、契約終了後も秘密情報の保持・許諾なき作品情報の不開示を約束していた。しかし、池っち店長により、これに違反した情報発信が繰り返し行われたため訴訟となった。この訴訟は同年8月に池っち店長からの謝罪、今後同様の事を行わない約束、解決金の支払いにて、裁判上の和解合意が成立しているが、和解後も池っち店長によるバディファイトへの言及は続いていた。

対戦方法・ルール

▼勝利条件▼
相手ルーラーにそのルーラーが持つLIFE分のダメージを与える
相手のデッキが0枚になる

▼デッキ構築ルール▼
ルーラーカードごとにデッキ構築ルールが異なる。主に必要なカードは、ルーラーカード、エナジーカード、ユニット/イベント/フィールドカードからなるデッキ。

▼対戦に必要な備品▼
特になし

▼ゲーム開始準備▼
①お互いのデッキをシャッフル
②手札やエナジーなどルーラー毎に指定された【ゲーム準備】を行う。
③ランダムな方法で先攻・後攻を決める

▼ゲーム開始の掛け声▼
セットルーラー、(使用ルーラー名)!ゲートルーラー、ゴー!
>TCG別 スタート掛け声一覧<

▼各フェイズ▼
①スタートフェイズ
自分の全てのレスト(横向き)のカードをアクト(縦向き)にする。
ルーラーの【君のターン開始時】を行う。
②メインフェイズ
以下の行動●を、可能な限り、好きな回数、好きな順番で行うことが出来る
●ユニットの召喚…手札、またはドライブでめくれたカードを、カード指定のコストをエナジーで支払うか、ルーラーによってはノーコストで、攻撃ゾーンか守備ゾーンに出す事ができる。
●イベントのプレイ…【通常】【即時】と書かれたイベントカードをプレイ可能(ユニットの召喚同様、コスト支払いはルーラー指定による)。
●イベントをセット…イベントカードをセットゾーンに裏向きでセットしておく事ができる。【即時】のカードは伏せた直後でも、相手ターンでも、いつでもプレイが可能。
●【通常】の使用…【通常】と書かれている効果を使用できる。
●ユニットの移動…ユニットを別のゾーンに移動、またはユニットの位置を入れ替える事ができる。
③アタックフェイズ
アクト状態の自分のルーラー/ユニットをレスト状態にして、相手ルーラー/ユニットを対象に攻撃する事ができる。相手ルーラー前(中央ライン)に相手ユニットがいる場合は、ルーラーへの攻撃はできずそのユニットに攻撃する必要がある。先攻1ターン目のみ攻撃できるのは1回だけ。
・ユニットへ攻撃した場合
攻撃ユニットのATKの数値分、攻撃対象のユニットに戦闘ダメージを与える(攻撃側が一方的にダメージを与える)。HP以上のダメージを受けるとユニットは破壊される。ターン終了時までダメージは蓄積される。
・ルーラーへ攻撃した場合
攻撃ユニットのSTKの数値分、以下の「ダメージ判定」を繰り返し行う。
「ダメージ判定」は、ダメージを受けたプレイヤーがデッキの上からカードを1枚めくり、そのカードをダメージゾーンに置く。ただしめくったカードがCNT(カウンター)アイコンを持っている場合は、ダメージゾーンに置く代わりに、そのCNT能力を発動してから、墓地に置く(能力を発動しなかったとしても墓地に置かれダメージとはならない)。
④エンドフェイズ
ダメージを受けているユニットのダメージを敵味方含めて取り除く。
「ターン終了時まで」効果を終了する。
⇒相手のターンへ

特徴

ルーラーと呼ばれるプレイヤーの分身となるカードの選択により、デッキ構築の制限や、ドローの枚数、使用コスト、場の使用制限など、使用感が大きく異なるのが特徴です。ルーラーによっては、手札を持てずに、カードをノーコストでプレイできるものもあります。

エピソード

訴訟や炎上事件について

ゲートルーラーの話題と言えば、やはり”炎上”でしょう。

私も当時リアルタイムで、池っち店長とその界隈とのSNS上でのバトルを見ていました。

発売前はSNS上での口喧嘩程度だったのですが、

いざ発売されると、スターターデッキにルール説明書が入っていない、デッキ構築制限がカードに書いていない、プロキシカードが公式大会で使用可能などなど、大きいものから小さいものまで見事全てにつっこまれていました。ただ、カードゲーム内での炎上はかわいい方で、本当の炎上はカードゲーム外にありました。企業に対する契約違反や、個人に対する誹謗中傷の問題は、大きく取り沙汰される事になりました。

プロキシカード

公式サイトでカードが印刷された無料のPDFが配布され、それらはプロキシ(実物の代わりに使うカラーコピーなどの代用品)として、なんと公式大会でも使用可能でした。

色々あったうえに、このプロキシも関係してか、ゲートルーラーのカードは投げ売りされているものも多く、私が購入したタイミングでは、定価250円(税別)のブースターパックが11円に。

ゲートルーラーには封入されている13枚すべてがフォイル加工となっている「ハイレアリティパック」という1パック2400円(税別)もする高額なパックがあるのですが、そちらも1パック110円という安価で販売されていました。

>ゲートルーラー 新品商品 現在の相場(メルカリ)<

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