先日、晴れる屋でMTGの体験会に参加して、久しぶりにマジックと触れ合った訳ですが、機会があれば対戦もしてみたいなと思っていました。
そんな時にSNSで知り合った方から「自分も当時のデッキを持っているので対戦できます」との連絡をいただいたので、お互い当時使用していたデッキを使って、フォーマット等関係なく対戦してみる事になりました。
当時のデッキを掘り起こす
さて、対戦するという事で、当時のデッキをカードの山から掘り起こす作業へ。
私自身は、第4版(パックでいうとミラージュ発売くらい)から第6版(インベイジョンくらい)までプレイしていたので、その辺りのカードがメインです。
まずはゴブリンデッキ。
ある程度デッキに使われていたであろうカードが束で固まっていたのですが、その束は40枚くらいしかなくて、その辺りにあったカードで適当に埋めて作りました。
全部見覚えがあるカードなので、当時のスタンダードの範囲とかは無視していますが、このあたりのカードを使用していたと思います。
私の一番好きなゴブリンは、切り込み隊長だった「怒り狂うゴブリン」。
そして、一番熱かったカードは「最後の賭け」です。
ちなみに私が赤単ゴブリンを使用していたのは5版の時でした。
続いて、同じく5版の時に使用していた白単。
いわゆる当時、”アーマースキン”や”シャドーウィニー”と呼ばれていたやつです。
第4版~5版の時期は「浄火の鎧」と「ハルマゲドン」を使っていて、第5版~6版の時期は「十字軍」と「栄光の頌歌」を使用してたのですが、まさか現在、十字軍が禁止カードに指定されているとは思いませんでした。
こちらのデッキも、その辺りのカードをごちゃ混ぜにしたデッキになっています。
そして最後に緑単。
当時”ストンピィ”と言われていたやつです。
「ガイアの揺籃の地」や「樫の力」が無いのは、恐らく売ったのだと思います。
強力なレアカードがないうえ、なぜかコモンの怨恨や巨大化も足りなかった…
なのでこのデッキはかなり違う感じもしますが、まぁいいでしょう。
あっそういえば、クレイドル(ガイアの揺籃の地)って今、10万くらいするんですよね。当時も1枚3000~4000円してかなり高額なカードのイメージがありましたが、次元が違っていました笑
当時はMoMaとかいう訳分からんデッキが暴れていたので「トレイリアのアカデミー」の方がやや高かった記憶があります(この記憶は記憶の壺にかけた訳ではないです)。
自分はストンピィが好きで、一緒に遊んでいた友達は青が好きだったので、クレイドルとアカデミーを交換した時の事を思い出します。
あのトレード、25年後に大勝利のトレードだったんだなぁと。
それと、当時「水蓮の花びら」っていうカードのイラストと、1ターン目に2マナが出せるっていう効果が好きで、10円ストレージから何枚もかき集めて、色んなデッキに入れていたのですが、ウルザズブロックでアーティファクトが悪さしだした時に巻き込まれで禁止カードになって、なんやお前、禁止になったんかって感じで、そっとどこかに大量の水蓮の花びらをしまっておいた気がするのですが、あれ、今どこいったんですかね。
そんな感じで、当時の事を思い出しながら、デッキの掘り起こし作業、デッキ構築(復元)をやっていました。
いざ、対戦!
さて、対戦当日、場所は秋葉原にあるカードショップです。
月末で各TCGの新弾発売日と重なっていたらしく、カドショ前に多少列が出来ていて少し焦りましたが、無事対戦スペースは確保できました。
そして、異種格闘技戦をやったわけですが、お互いプレイしていた時のエキスパンションが全然違うので、相手が使用しているカードを全く知らないわけで、カード出すたびに相手に説明するというフェイズが存在するのは結構楽しかったです。
その説明を受けて「あっ、~(カード名)みたいな効果なんですね」と相手が言っても、そのカードを知らないので、あっそうです!みたいな相槌もできない笑
出てくるカードが全て新鮮で、当時のカードのプレイも懐かしさを感じました。
そんな感じで対戦をしていたんですが、ある程度カードパワーがそんなに高くない、スタン寄りのデッキ同士の戦いだったため、結構いいパワーバランスになっていて、意図せず良いゲームが出来ていました。
そこでお相手が、レガシーやモダンのデッキをプロキシを入れて作ってきたというので、私もめちゃくちゃ興味があったので、対戦させてもらう事に。
再活性からアトラクサが出てきて終わりました笑
カードパワーがやばすぎて、これはこれで面白かったです。
久しぶりにプレイしたのですが、やはりマジック:ザ・ギャザリングって、ルール自体は簡単なカードゲームなので、25年以上経った今でも、全然覚えていました。
昔との違い
実際にプレイしてみて、昔と変わっている!と感じたところをまとめてみました。
①カードの見た目が全然違う
これマジックのカードなの?っていうカードもありました。同じはずの裏面すら全く違う感じがします。匂いはかいでないですが、今度確かめてみます。
②クリーチャーがめっちゃ強くなってる
訓練されたアーモドンや灰色熊を見てきたので、基本的にマナ数と同じパワータフネスがバニラの基準で、色の縛りがきついと能力がついていたり、パワータフネスが低いと強い能力がついているという感じだったのですが、今のクリーチャーってそもそもマナ数以上のパワータフネスを持っていてさらに能力も持っている破格のやつが結構いました。
逆に、土地や呪文、アーティファクトとかは昔の方が強かった気がします。
③ルールが変わっている
まずは、マリガンの方法が変わっていました。
昔はマリガンするたびに、6枚、5枚…と、引けるカード自体の枚数が減っていたのですが、今はロンドンマリガンという事で、7枚引いた後にマリガンした枚数分デッキ下に選んで戻せるので、多少マイルドになっているなぁと思いました。
次にマナバーンが無くなっている事です。
昔は自分のマナプールに未使用のマナが残ったままターン終了すると、そのプールに残っているマナ数分ダメージを受ける、いわゆる”マナバーン”が存在しましたが、現在は無くなっているみたいですね。そのマナバーンも有効に使う「エラダムリーのぶどう園」を使ったデッキも存在したので、マナバーンってもうないんだぁと感じました。
最後に、結構ここは大きな違いだなと感じたのですが、戦闘ダメージがスタックに乗らないという点です。昔は相手に与えるダメージがスタックにのったので、例えばダメージをスタックに乗せてから自分のクリーチャーをバウンスしたり(ダメージがスタックに乗っているので戻しても相手にダメージを与えられる)、モグの狂信者1体でタフネス2をとれたりしたんですよね。よく”当て逃げ”と言われていました。
④カードがすごい高額
対戦後にカードショップに行ったのですが、売っているカードが軒並み高額。私がやっていた当時は、シングルは高くても1枚3000~4000円で、多くが1000円以下で手に入る(よく使われていた2色のダメラン等の汎用のレアカードも1000円)くらいだったと思いますが、今はフォーマットによるかもしれませんが普通に土地カードがべらぼうに高い。強力なカードも高い。1枚1万超えるとか。これデッキ作るのに総額どれくらいかかるんだろうと思ってしまいました。
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